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悪人 [Book]

悪人読みました。映画はみていなかったのですが、文庫の表紙が妻夫木さんと深津さん。で、どうしても読んでいてイメージが付いてまわってしまいました。内容は秀逸。主人公の最後の態度に容疑者Xの献身的なにおいを感じ・・・

人は1人では生きられず、基本的には寂しい生き物。さみしいから人は人を求めるし、不器用な求め方が不幸な結果を招いて、悪い方へとスパイラルしていく。その流れは何をしても止められず、いきつく先には何も無く。

1人1人が本当に実在していそうな現実感があり、終始重たい雰囲気を感じながら読み進めていきます。後にずっしりと残るよい作品でした。


悪人(上) (朝日文庫)

悪人(上) (朝日文庫)

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/11/06
  • メディア: 文庫



悪人(下) (朝日文庫)

悪人(下) (朝日文庫)

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2009/11/06
  • メディア: 文庫


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