悪人 [Book]
悪人読みました。映画はみていなかったのですが、文庫の表紙が妻夫木さんと深津さん。で、どうしても読んでいてイメージが付いてまわってしまいました。内容は秀逸。主人公の最後の態度に容疑者Xの献身的なにおいを感じ・・・
人は1人では生きられず、基本的には寂しい生き物。さみしいから人は人を求めるし、不器用な求め方が不幸な結果を招いて、悪い方へとスパイラルしていく。その流れは何をしても止められず、いきつく先には何も無く。
1人1人が本当に実在していそうな現実感があり、終始重たい雰囲気を感じながら読み進めていきます。後にずっしりと残るよい作品でした。
2012-06-10 11:24
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