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旅先で [Book]

17日から仕事でインドネシアへ出張していて、21日の朝に帰国しました。

成田-ジャカルタは実質8時間ということ等を鑑みて、文庫本を6冊持参しましたが、読了したのは4冊。読みやすかったのが2冊と、ちょっと速度が落ちるのが2冊。

まずは、読みやす系から。

パーフェクト・ブルー

宮部さんの長編処女作。犬を擬人法で参加させたり、楽しませることを意識させて書かれているその後を予感させる仕上がりになっています。

パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)

パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1992/12
  • メディア: 文庫



レインツリーの国

図書館戦争読了後、読んでみようと思っていて延々になっていた作品。有川さんらしい秀作。耳に障害を持つ少女の恋物語。いつものようにキュン物ですが、障害を真剣に考えるきっかけになりそう。男性の主人公はデキスギ感がありますが、おいしいコーヒーの飲み方(村上由佳さん)の男性主人公、勝利クンを連想させてくれました。

レインツリーの国 (新潮文庫)

レインツリーの国 (新潮文庫)

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/06/27
  • メディア: 文庫



そして、ちょっと速度が落ちる2冊

少女七竃と七人のかわいそうな大人

桜庭一樹さんの桜庭ワールド全開作。不思議な感覚な静かな話。私の男のようなドロドロ感は無いのですが、近しい設定はありました。親子→兄弟姉妹。主人公七竃の会話文がとてもよい味を出してます。舞台はナナカマドという植物に連想されるとおり北海道ですが、このところ読んだ北海道を舞台の作品は、桜庭さんに限らず、静かで寒くて「雪」を連想させるようなものになりがちです。北海道で明るく暖かい話があっても逆にコントラストが出て面白いようなきもしますが、いつも静かで寒い・・のでしょうか?余談ですが、桜庭さんって女流作家です。解説で、本書は性別を意識せずに読むようにとありました。読み終わってから解説読んだので遅かったです。ご本人は女流作家だけど性別を意識しないでね、というメッセージなのかもしれません。

少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)

少女七竈と七人の可愛そうな大人 (角川文庫)

  • 作者: 桜庭 一樹
  • 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
  • 発売日: 2009/03/25
  • メディア: 文庫



パーク・ライフ

吉田さんの芥川賞受賞作。正直凄さがわからなかったです。例によって何回か読み込まないとわからないのかもしれませんが、ちょっと疲れている旅先で読む本ではなかったです。たんたんと日比谷公園のなかの人々を描いていますが・・・う~ん、伝わってこないなあ。

パーク・ライフ (文春文庫)

パーク・ライフ (文春文庫)

  • 作者: 吉田 修一
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2004/10
  • メディア: 文庫



以上4冊でした。

余談ですが、インドネシアでは水に気をつけるよう色々な方からアドバイスいただきました。おかげさまでお腹も壊さず過ごせました。この場をかりて、ありがとうございます。

経済成長著しい勢いを感じさせてくれるエネルギッシュな国です。97%日本の車が走っています。バイクの新車登録台数が年間800万台!日本が30万台程度なのでものすごい数です。


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