シャドウ [Book]
道夫秀介、ラットマンだけブログで紹介しましたが、その後、向日葵の咲かない夏、そしてシャドウと読みました。向日葵も不思議で面白かったですが、今回はシャドウの話をします。
人が信用できなくなるって、とても寂しい。妄想にとらわれて、事実でないことを、現実におこっていることと本気で信じ込んでしまう。精神科医の病棟が舞台です。
自分でも、事実でないことを完全に思い込んでいて(勘違いレベルであれば笑い話になりますが)そのまま気がついていないことってありませんか?そういうことが重なると、それは完全に妄想になり、でも事実ではないので、現実と妄想の世界が混乱して、なんだかよくわからなくなります。シャドウはそのあたりがとってもよく描写されていて、読んでいてちょっと怖くなりました。
自分で見たもの、聞いたもの、または本当に信頼できる人の話、何を信じていけばよいのかは、人それぞれだと思いますが、しっかり自分をもって生きていきたいです。
2012-02-18 17:46
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