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おやすみラフマニノフ [Book]

一応ミステリーです。ミステリー慣れた方なら、すぐに犯人とかわかってしまいます。前作のさよならドビュッシー同様岬洋介さんの活躍を期待すると、今回は探偵っぽい要素は少なく、人生の先生という要素が強いように感じます。24才という設定はありえないと思いますが(笑)

そんなことよりも、やはりこのシリーズは音楽描写です。今回のラフマ2番とかチャイコフスキーのニ長調は本当に凄い。クラシックコンサートによく行っていた頃が鮮明に蘇ってきます。特に中盤のチャイコフスキーを体育館で演奏するシーンでは目頭が熱くなりました・・・音楽好きな方に是非読んでもらいたい1冊です。作者本人は、長男が音楽大学でピアノを専攻している為、そこからの情報をベースにして書いた作品で「音楽の通信簿は常に「2」だった、ピアノはいまだに触ったことがない。見たことがある程度です」と語っており、音楽をテーマに選んだのも、実はジャンルとして作品が少なかったというだけの理由である。と言っていますが、到底信じられない程、豊かな音楽表現なんですけどね・「2」かもしれませんが、間違いなく音楽好きだと思います。それも半端でなく[るんるん]

おやすみラフマニノフ (『このミス』大賞シリーズ)

おやすみラフマニノフ (『このミス』大賞シリーズ)

  • 作者: 中山 七里
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2010/10/12
  • メディア: 単行本

 


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